2018ー少年の祭典「ボレロ」-に御参加の皆さん、間もなく今年も大晦日を迎えようとしていますが、お元気にお過ごしですか?
12月9日、最後のリハーサルを終え開演のベルが鳴り、式典、第1部の演奏が進み、後半のプログラムに行こうとした矢先、火災報知器の誤作動によるアナウンスに一瞬一大事!?…。然し事なしを得て、愈々、今年の「ボレロ」へと進んでいきました。
舞台の下では石や小さな子供たちによるヴァイオリン、そしてピアニカの掻き鳴らす音を、お父さんやお母さんの歌声がしっかりと受け止め、舞台上では弦楽器、リコーダーの人たちとウインドオーケストラがしっかりと息を合わせ、練習の成果がお客様に届きます様にと精一杯を尽くした「ボレロ」の合奏となりました。リコーダーの席には前日に駆けつけた山形県川西町 玉庭小学校の5、6年生9名が本番で出逢った仲間の中でしっかりと出番を待っていて心強く思いました。
参加者のお一人お一人がボレロの魅力に引き寄せられ、練習を重ねる度に笑顔や信頼が生まれ、本番へ向かう勢いとなり、やがて切磋琢磨しながらみんなで作り上げる真摯な姿勢が、お互いの音や声を呼び合う事を励みに感じながら、最後の瞬間迄丁寧に演奏し切った事、そして演奏後、誰方の表情にも精一杯を尽くした喜びで溢れていた事を決して忘れません。全てのプログラムが「カルッツかわさき」の会場を飾る初めてのボレロに相応しい演奏であったと実感いたしております。
この「ボレロを楽しむ会」の活動が、これからも大きな広がりを見せ、世代を超えて今を生きる人たちの心に「ボレロ」の波動が流れて行く事を願い新たな力を尽くして参りたいと思います。
最後になりましたが、遠く、近くに暖かなご支援ご協賛頂きました多くの皆様に心から感謝を申し上げ、今後共ご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。
みなさん、お疲れ様!来年も又あの「ボレロ」の歓喜の音を探して共歩出来ますようにー! 良いお年をお迎えください!
2018年12月28日
ボレロを楽しむ会 指揮・安部順子