コロナの5類移行にともない様々なイベントが再開される中、2023―少年の祭典「ボレロ」―は、前年度以上の参加者が集い盛況のうち開催されました。
川崎市福田紀彦市長様のご祝辞の後、あすなろ少年少女合唱団によるトーンチャイム「人生のメリーゴーランド」から始まり、ヴォーカルアンサンブルによる「アヴェマリア」そして子供たちと大人のコーラス「まあるいいのち」の演奏が続きました。中には、若いお母さんの腕の中に抱かれた幼な子の横に寄り添って歌う若いお父さんの姿がありました。
今回の「ボレロ」のテーマは“命の大切さを!平和の祈りをボレロに込めて”―
続く混声コーラスによる「島唄」そして花岡陽子先生の踊る「一本の鉛筆」では平和への願いがこもった演奏に観客の皆さんの暖かな拍手が寄せられていました。
休憩の後、酒井克久先生指揮によるウィンドオーケストラ「宇宙戦艦大和」のダイナミックな演奏が続き、最後はいよいよ「ボレロ」へと進んでいきました。
舞台にはコーラスと管楽器と弦楽器、ギターや木琴もスタンバイし、オーケストラボックスには鍵盤ハーモニカやリコーダーの皆さん、そして石でリズムを打ち鳴らす幼児と一緒にお父さんたちもスタンバイし、やがて何処からともなく聞こえて来るスネアドラムのリズムに乗って、老若男女総勢300人の仲間たちが心ひとつに「ボレロ」の山を目指した力強い演奏となりました。